連番画像
イメージシーケンス(Image Sequence) / レンバンガゾウ
映像の1フレームずつを、番号付きの静止画ファイルとして並べたものです。CGのレンダリング、VFX、アニメ、フィルムスキャンの受け渡しで使われ、DPX・OpenEXR・TIFF・TGA・PNG などの形式で書き出されます。
- ファイル名の例
- shot010_0001.exr、shot010_0002.exr のように番号の桁を揃える
- よく使われる形式
- DPX、OpenEXR、TIFF、TGA、PNG
- フレームレート
- PNG・TGA・TIFF のファイル自体には記録されない。読み込み時に指定する
- 音声
- 含まれない。WAVなどで別に受け渡す
- 読み込める主なソフト
- Premiere Pro、After Effects、DaVinci Resolve、Nuke、FFmpeg
CGやアニメの素材を頼んだら、動画ファイルではなく何千枚もの画像が入ったフォルダが届くことがあります。これが連番画像で、番号順に並べて再生すると1本の映像になります。編集ソフトには「シーケンスとして読み込む」指定をすれば、1本のクリップとして扱えます。
連番画像が使われる場面
CGのレンダリングでは、ほぼ必ず連番で書き出します。1フレームごとに別ファイルなので、レンダリングが途中で止まっても、できたところから再開できます。修正が一部のフレームだけで済むときも、そのファイルだけを差し替えれば済みます。
VFXの受け渡しでは、撮影素材をOpenEXRやDPXの連番に変換してVFX会社に渡し、合成結果も同じ形式で戻す流れが一般的です。アニメ制作では、仕上げ済みのセルや撮影後の映像がTGAやPNGの連番で工程間を移動します。フィルムのスキャンやDCPの制作でも、DPXやTIFFの連番が基本の形です。
連番画像の読み込み方
Premiere Proでは、読み込みダイアログで先頭のファイルを選び、「画像シーケンス」にチェックを入れて読み込みます。After Effectsも同様に、読み込みダイアログでシーケンスのオプションを有効にします。DaVinci Resolveは、連番をメディアプールで1本のクリップとして表示します。
コマンドで扱うなら、FFmpegで ffmpeg -framerate 24 -i shot010_%04d.png -c:v prores_ks out.mov のように番号部分を %04d で指定し、動画にまとめられます。透過を残したいときは、ProRes 4444のようにアルファを持てるコーデックを選びます。
連番画像で起きやすいトラブル
いちばん多いのは、フレームレートの取り違えです。PNGやTGA、TIFFにはフレームレートが記録されていないので、ソフトの既定値で読み込まれます。Premiere Proでは環境設定の「メディア」にある、静止画シーケンスのタイムベースを決める項目がこれに当たり、29.97fpsの前提で作った素材が30fpsで読まれると尺が少しずつずれます。
番号の不備も読み込みを止めます。途中のフレームが抜けていると、そこで別のクリップに分かれたり、黒や直前のフレームで埋められたりします。番号の桁数が _1、_10、_100 のように揃っていないと、並び順が崩れることもあります。書き出すときは4桁か5桁のゼロ埋めで揃えるのが基本です。
受け渡しでは、ファイル数の多さにも注意が要ります。数万ファイルを1つずつコピーすると、同じ容量の動画ファイルよりはるかに時間がかかります。フォルダごとZIPなどにまとめずに送る場合は、転送ソフトの設定やファイル数の上限を事前に確かめます。
よくある質問
連番画像を動画にするにはどうすればよいですか
Premiere Pro、After Effects、DaVinci Resolveで連番として読み込み、フレームレートを指定してから書き出します。FFmpegを使えば、コマンド1行で動画にまとめられます。
動画を連番画像に書き出すことはできますか
できます。After EffectsやResolveの書き出し設定で、形式にPNGやTIFF、DPX、EXRなどを選ぶと1フレームずつのファイルになります。FFmpegでも出力のファイル名に %04d を入れれば連番で書き出せます。
連番画像に音声は入りますか
入りません。音声はWAVなどで別に書き出し、編集ソフトの上で映像の頭と合わせます。先頭フレームの位置とタイムコードを文書で添えておくと、受け取った側で合わせやすくなります。
似ている形式との違い
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