字幕形式の用語一覧
放送局の納品仕様書や編集の現場で出てくる、拡張子・コーデック・字幕形式・規格・現場用語をまとめています。拡張子をそのまま入れても探せます。
あ
か
た
- テレテキスト字幕形式テレビ信号の画面に映らない部分に文字のページを載せて送る、欧州発祥の文字放送の方式です。ニュースや天気のページと並んで字幕も送られ、イギリスでは888ページが字幕の定番でした。
- テロップいかし字幕形式画面にすでに出ているテロップが音声の内容をそのまま文字にしている区間で、同じ内容の字幕を重ねて出さず、そのテロップに読ませる判断のことです。画面が文字で埋まるのを避けるために使います。
- テロップよけ字幕形式映像にすでに焼き込まれているテロップの上に字幕が重ならないよう、字幕の表示位置を動かして逃がす作業のことです。放送字幕は画面の下が既定の位置なので、下にテロップがある区間だけ上へ寄せます。
な
や
ら
A
- ARIB STD-B24字幕形式日本のデジタル放送で、データ放送と字幕・文字スーパーの符号化と伝送の方式を定めたARIBの標準規格です。放送波に乗る字幕の文字コード(8単位符号)や外字、色、表示位置の表し方はこの規格で決まっています。
- ARIB STD-B36.1HD .1SD字幕形式日本のデジタルテレビ放送で、字幕制作会社と放送局のあいだで字幕データをファイルとして受け渡すための形式を定めたARIBの標準規格です。文字、表示時刻、位置、色、外字をバイナリで持ちます。
- ARIB STD-B37字幕形式スタジオで使うSDI信号の垂直補助データ領域に、映像と同期して表示する字幕データを載せて運ぶための構造と運用を定めたARIBの標準規格です。字幕付きの番組やCMを素材ごと納品するときの形式になります。
- ASS / SSA.ass .ssa字幕形式字幕ごとにフォント、色、縁取り、位置、回転、フェードまで指定できるテキスト形式の字幕ファイルです。SSAを拡張したものがASSで、アニメのファン字幕やカラオケ字幕、動画への字幕の焼き込みで広く使われています。
C
D
- DFXP.dfxp .xml字幕形式W3Cの字幕形式TTMLが、勧告される前に使っていた名前です。FlashやSilverlightの時代に広まったため、いまも拡張子 .dfxp や字幕形式の選択肢の名前として残っています。中身はXMLで書いたTTMLの字幕です。
- DRCS外字字幕形式放送の字幕で、標準の文字集合に無い文字を図形データとして送り、受信機に描かせる仕組みのことです。人名の異体字のように、フォントに入っていない文字を字幕に出すために使います。
- DVB字幕字幕形式欧州のDVB方式のデジタル放送で使われる、字幕を画像として送る方式です。ETSI EN 300 743で規定され、送り手が作った字幕の画像を受信機がそのまま映像に重ねるため、文字の種類を問わず表示できます。
E
I
L
M
N
P
S
- SAMI.smi .sami字幕形式Microsoftが1998年に公開した、HTMLに似たタグで字幕を書くテキスト形式の字幕ファイルです。拡張子は.smiで、Windows Media Playerの字幕用に作られ、韓国の動画プレーヤーなどで広く使われてきました。
- SBV.sbv字幕形式YouTubeの字幕の書き出しや取り込みで使われる、テキスト形式の単純な字幕ファイルです。拡張子は.sbvで、YouTubeのヘルプではSubViewer形式として扱われています。時刻と本文だけを持ち、装飾や位置の情報は持ちません。
- SCC.scc字幕形式北米のテレビ字幕(CEA-608)のデータを、タイムコードと16進数で書き並べたテキスト形式の字幕ファイルです。DVDオーサリングソフトScenaristの形式が元で、米国向けの字幕納品で今も広く使われますが、日本語は表せません。
- SMPTE-TT.xml .ttml字幕形式W3CのTTMLに、テレビ放送の字幕データや字幕の画像を運ぶ拡張を加えたSMPTEの字幕形式です。米国FCCがネット配信の字幕の「セーフハーバー」形式と認めており、テレビで放送した番組をネットで配信するときの字幕の受け渡しに使われます。
- SRT.srt字幕形式字幕の通し番号、表示の開始と終了の時刻、本文だけを並べた、最も広く使われているテキスト形式の字幕ファイルです。メモ帳でも読み書きでき、YouTubeや主要な編集ソフトのほとんどが読み込めます。