MPG.mpg.mpeg
MPEG Program Stream / エムピージー
MPEG-1またはMPEG-2で圧縮した映像と音声を、プログラムストリームという形で1本にまとめたファイルです。ビデオCDやDVD、キャプチャーボードの録画など、2000年代までの映像で広く使われました。
- 拡張子
- .mpg、.mpeg
- 種別
- コンテナ(MPEGプログラムストリーム)
- 規格
- ISO/IEC 11172(MPEG-1)、ISO/IEC 13818-1(MPEG-2システム)
- 策定団体
- ISO/IEC(MPEG)
- MIMEタイプ
- video/mpeg
- 中に入る主な映像
- MPEG-1 Video、MPEG-2 Video
- 中に入る主な音声
- MPEG-1 Audio(Layer II など)、AC-3、リニアPCM
- 再生できる主なソフト
- VLC、Windowsのメディアプレーヤー(MPEG-2は拡張機能が必要な場合あり)
.mpg のファイルは、中身がMPEG-1かMPEG-2のどちらかで、再生できるかどうかはそこで分かれます。MPEG-1なら今でもたいていのプレーヤーで開けますが、MPEG-2はライセンスの事情でOSの標準プレーヤーから外されていることが多いためです。
MPGファイルが使われる場面
MPEG-1のMPGは、1990年代のビデオCDやパソコン向けの動画配布で使われた形式です。352×240前後の解像度で、ビデオCDの映像ビットレートは約1.15Mbpsに抑えられていました。古いデジタルカメラの動画モードがMPEG-1のMPGで記録していた例もあります。
MPEG-2のMPGは、DVDと同じ系統の画質を1ファイルで扱う用途で広まりました。パソコン用のキャプチャーボードでテレビやビデオテープを録画したファイル、DVDオーサリングソフトに読み込ませるための素材、VOB や VRO から取り出した映像の保存先としてよく使われています。
放送や映像制作の現場では、VHSやベータカムのテープをデジタル化した古いアーカイブ素材が、MPEG-2のMPGで保管されていることがあります。こうした素材を今の編集環境に持ち込むときに、改めてMPGと向き合うことになります。
MPGファイルの開き方
どの環境でも確実なのはVLCです。Windows 10や11のメディアプレーヤーは、MPEG-2の映像を再生するためにMicrosoft Storeの「MPEG-2 Video Extension」が必要な場合があります。
中身を確かめるには、MediaInfoで映像の欄を見ます。MPEG Video の Format version が Version 1 ならMPEG-1、Version 2 ならMPEG-2です。音声がAC-3やリニアPCMの場合、映像は出ても音が出ないソフトがあるので、音声の欄もあわせて確認します。
MPGをMP4に変換するとき
MPEG-2の映像をそのままMP4に入れ替えると、多くのスマホやブラウザで再生できません。MP4にするなら、H.264などへのトランスコードが必要です。
テープやテレビから取り込んだMPGはインターレースのことが多く、変換時にインターレース解除をしないと、動きのある場面で横縞が出ます。4:3の映像が16:9に引き伸ばされる、サイドに黒帯が付く、といったアスペクト比の崩れも起きやすいので、変換後の画面を一度通して確かめると安心です。
よくある質問
MPGとMP4の違いは何ですか
どちらも入れ物ですが、MPGはMPEG-1かMPEG-2の映像を入れるための古い形式で、MP4はH.264やHEVCなど新しいコーデックを入れる形式です。MPEG-2からH.264に変換してMP4に入れると、同じ見た目の画質でファイルを小さくできます。
MPGとMPEGの拡張子に違いはありますか
中身は同じで、呼び方の違いです。拡張子が3文字に限られていた時代の名残で .mpg が広く使われ、.mpeg も同じ形式を指します。
MPGファイルはMacで再生できますか
MPEG-1のファイルはQuickTime Playerで開けることがありますが、MPEG-2のファイルは再生できないことが多いです。VLCを使うか、MP4に変換してから開くのが確実です。
似ている形式との違い
関連する用語
最終更新