WMV.wmv
Windows Media Video / ダブリューエムブイ
Microsoftが開発したWindows Media Videoの映像を、同社のASFという入れ物に収めた動画ファイルです。拡張子は.wmvで、2000年代のWindowsでの動画配信や社内向けの動画、ムービーメーカーの書き出しに広く使われました。
- 拡張子
- .wmv
- 種別
- ASFコンテナにWindows Media Videoの映像を入れたファイル
- 策定
- Microsoft
- MIMEタイプ
- video/x-ms-wmv
- 中に入る映像
- Windows Media Video(WMV7〜WMV9)、VC-1
- 中に入る音声
- Windows Media Audio(WMA)
- 関連する規格
- WMV9 を元にした VC-1 が SMPTE 421M として規格化
古い社内研修の動画や、昔のパソコンから出てきた動画が .wmv で、Macで開けない。WMVはMicrosoftがWindowsのために作った形式で、Windowsではほぼそのまま再生できる一方、Macやスマホでは標準のアプリで開けないことが多い形式です。
WMVファイルが使われる場面
WMVが最も広く使われたのは、2000年代のWindowsの時代です。Windowsに付いていたムービーメーカーはWMVで動画を書き出すのが基本で、学校行事の記録やプレゼン用の動画、社内研修やeラーニングの教材がWMVで大量に作られました。Web上の動画配信でも、Windows Media Playerで再生する前提のWMV配信が一般的でした。
いまWMVに出会うのは、ほとんどが過去の資産を扱う場面です。社内の研修動画を新しい学習システムに移す、古いWebサイトの動画を差し替える、映像アーカイブを整理する、といった作業で、まとめてWMVが見つかります。
WMVの映像方式のうちWMV9は、VC-1という名前でSMPTE 421Mとして規格化されました。VC-1はBlu-rayの映像方式の1つにも採用されていて、初期のBlu-rayタイトルの中にはVC-1で収録されたものがあります。
WMVファイルの開き方
Windowsなら、標準のメディアプレーヤーでほぼ再生できます。Macでは、QuickTime PlayerがWMVに対応していないため、VLCを使うのが確実です。
編集ソフトでは、Premiere ProがWMVを読み込めるのはWindows版だけで、Mac版では読み込めません。Macで編集に使うなら、先にMP4へ変換しておきます。
WMVをMP4に変換するとき
WMVの映像はMP4に入れられないので、H.264などへの再エンコードが必要です。ffmpegやHandBrakeで変換できます。元の動画は低いビットレートで作られていることが多いので、変換で画質を上げることはできません。解像度もそのまま引き継ぎ、無理に引き伸ばさない方がきれいに見えます。
大量のWMVをまとめて移すなら、ffmpegで一括のトランスコードをかけ、変換後に音声と映像がずれていないか、先頭と末尾を数本ずつ確かめると安心です。
WMVが開けない・再生できないとき
Windowsでも再生できないWMVは、著作権保護(DRM)がかかっている可能性があります。有料配信や教材の販売で使われたWMVには、再生するのにライセンスの取得が必要なものがあり、配信元のサービスが終わっているとライセンスを取れず再生できません。
WMVの外側の入れ物はASFなので、拡張子が .asf の動画も同じ方法で開けます。
よくある質問
WMVファイルはMacで再生できますか
QuickTime Playerでは再生できません。VLCを入れれば、保護のかかっていないWMVは再生できます。
WMVとMP4はどちらが画質が良いですか
同じビットレートなら、MP4に入れるH.264の方が一般に効率よく圧縮できます。ただしWMVをMP4に変換しても元の画質より良くはならないので、変換は画質のためではなく、再生できる環境を広げるためと考えてください。
WMVはスマホで再生できますか
多くのスマホの標準アプリでは再生できません。VLCのアプリを使うか、MP4に変換してから送ってください。
似ている形式との違い
関連する用語
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