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OMF.omf

Open Media Framework / オーエムエフ

編集ソフトのタイムラインにある音声クリップの並びと音声データを、MA用のソフトへ渡すための古い交換形式です。Avidが開発し、AAFが普及する前から編集とMAの受け渡しに使われてきました。

拡張子
.omf
正式名称
Open Media Framework(Interchange)。OMFIとも書く
開発元
Avid
中身
バイナリ
ファイルサイズの上限
2GB(音声を埋め込む場合に問題になりやすい)
音声の持ち方
ファイルに埋め込む方式と、別の音声ファイルを参照する方式
書き出せる主なソフト
Premiere Pro(音声のみ)、Final Cut Pro 7(販売終了)
後継
AAF

今でもMAスタジオから「OMFでください」と頼まれることがあります。OMFはAAFより前の世代の形式ですが、音声クリップの並びと音そのものを1つのファイルで渡せるという役目は同じで、古い機材やソフトとの互換性を優先する現場で生き残っています。

OMFが使われる場面

使い道は、ほぼ編集からMAへの音声の受け渡しに限られます。編集ソフトで台詞、効果音、BGMを並べたタイムラインをOMFに書き出し、MAスタジオはPro ToolsやNuendoなどのDAWでそれを開いて、各クリップが編集時と同じ位置に並んだ状態から作業を始めます。

AAFが標準になった今でも、OMFが指定される理由はいくつかあります。MA側の機材やソフトの版が古い、長年OMFで受け渡してきて手順が固まっている、AAFで以前トラブルがあった、といった事情です。Premiere Proには今もOMFの書き出し機能があり、書き出されるのは音声のタイムラインだけです。映像は、タイムコードを焼き込んだ確認用の動画を別に書き出して一緒に渡すのが一般的です。

OMFの書き出し設定

Premiere Proでは、ファイルメニューの書き出しからOMFを選び、主に次の項目を決めます。

  • 音声を1つのOMFに埋め込む(Encapsulate)か、音声ファイルを別のフォルダに書き出す(Separate Audio)か
  • 音声ファイルの形式(Broadcast WaveかAIFF)とサンプルレート、ビット深度
  • 素材の音声ファイルを丸ごと入れるか(Copy Complete Audio Files)、使っている範囲だけに切り詰めてのりしろ(Handle Frames)を付けるか(Trim Audio Files)

MAスタジオには、のりしろの長さと音声の形式をあらかじめ聞いておくと、書き出し直しを避けられます。サンプルレートは放送用の48kHzにそろえるのが基本です。

OMFが書き出せない・開けないとき

OMFには2GBのサイズ上限があります。長尺の番組で音声を埋め込もうとすると、上限を超えてエラーになります。音声を別ファイルにする方式に切り替えるか、のりしろを短くしてクリップ全体ではなく使用範囲だけを書き出す、タイムラインを前半と後半に分けて書き出す、といった方法で逃がします。

受け取った側で音が出ない、クリップが空になるときは、別ファイル方式で書き出したOMFを、音声のフォルダを付けずに送っている可能性があります。トラック名やオートメーション(音量の時間変化)が運べない、音声のエフェクトが落ちるといった点は形式の制約なので、必要ならAAFを検討します。

よくある質問

OMFファイルは何のソフトで開けますか

Avid Pro Tools、Steinberg Nuendoなど、MA向けのDAWで開きます。一般的な音楽プレーヤーでは再生できません。

OMFとAAFの違いは何ですか

AAFはOMFの後継で、2GBの上限がなく、音量やトラック構成など運べる情報も多い形式です。今から受け渡しの手順を決めるなら、相手が対応していればAAFを選ぶのが一般的です。AAF、EDL、XMEMLで運べる情報の違いはEDL・AAF・XMEMLの違いで比べています。

OMFに映像は入りますか

仕様としては映像も扱えますが、実際の受け渡しではほぼ音声だけに使われます。Premiere ProのOMF書き出しも音声だけが対象です。

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似ている形式との違い

名前主に使う場面OMFとの違い
AAF現在のMAへの受け渡しOMFの考え方を引き継いだ後継。2GBの上限がなく、運べる情報も多い
EDLカット情報だけの受け渡しテキストで読めるが、音声データそのものは運べない
BWF音声素材そのもの1本の音声ファイルの形式。OMFはそれを並べたタイムラインを運ぶ

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