Premiere Pro .prproj
Adobe Premiere Pro / プレミアプロ
Adobeの映像編集ソフトで、Creative Cloudのサブスクリプションで提供されています。After EffectsやPhotoshopとの連携が強く、Web動画から番組・CMのオフライン編集まで幅広く使われています。現在の製品名は「Adobe Premiere」です。
- 開発元
- Adobe
- 現在の製品名
- Adobe Premiere(名称から「Pro」を外した)
- 提供形態
- Creative Cloudのサブスクリプション
- 対応OS
- Windows、macOS
- プロジェクトファイル
- .prproj
- 書き出しの経路
- 本体の書き出し画面、またはAdobe Media Encoderのキュー
- 編集データの受け渡し
- Final Cut Pro XML、AAF、EDL、OMF
- 連携する主なソフト
- After Effects(Dynamic Link)、Photoshop、Audition
Premiere Proは、日本の映像制作の現場で広く使われている編集ソフトです。YouTubeや企業の動画から、テレビ番組のディレクター編集まで使われていて、「プレミア」と呼べばまず通じます。なお、Adobeは現在この製品を「Adobe Premiere」と呼んでいて、名称から「Pro」が外れています。中身は同じ編集ソフトです。
Premiere Proの現場での使われ方
テレビ番組の制作では、制作会社のディレクターがPremiere Proでオフライン編集を行い、テロップを入れた状態で試写に出す流れがよくあります。仕上げの工程に渡すときは、タイムラインをXMEML(Final Cut Pro XML)やAAFで書き出し、MAスタジオのPro ToolsやカラーのDaVinci Resolveで開いてもらいます。
Web動画や企業の動画では、撮影素材の取り込みから書き出しまでをPremiere Pro1本で済ませることが多いです。動きのあるタイトルやグラフィックスはAfter Effectsで作り、Dynamic Linkで書き出さずにPremiere Proのタイムラインへ置く使い方が定番です。
字幕の作業にも使われます。音声を自動で文字に起こす機能があり、日本語にも対応していて、そこからキャプション(字幕)を作り、映像に焼き付けたり、SCCやSTLなどの字幕ファイルとして書き出したりできます。
Premiere Proの基本の使い方と書き出し
素材は、メディアブラウザから読み込むのが確実です。XDCAMやP2のようにカードのフォルダ構造に意味がある素材でも、メディアブラウザで開けば分割されたファイルを1本のクリップとして扱えます。
シーケンスは、素材のクリップから作ると、解像度とフレームレートが素材に合った設定になります。重い4Kの素材は、読み込みの設定でプロキシを同時に作らせ、編集中はプロキシに切り替えて作業できます。
書き出しは、書き出し画面で形式とプリセットを選びます。確認用ならH.264、中間素材ならProResのように目的で形式を分け、局への納品では局が指定する形式に合わせます。複数の書き出しをまとめて流したいときは、Adobe Media Encoderのキューに送ると、書き出し中もPremiere Proで作業を続けられます。
Premiere Proでつまずきやすい点
素材のフォルダを移動したり、外付けのディスクのドライブ名が変わったりすると、クリップが「メディアオフライン」になります。リンクし直せば戻りますが、受け渡しの前にはプロジェクトマネージャーで素材ごとまとめておくと防げます。
スマートフォンの動画は可変フレームレートのことが多く、長い素材では音と映像がずれることがあります。編集の前に固定フレームレートへ変換しておくと安全です。
版の違いにも注意が要ります。新しい版で保存した.prprojは、基本的に古い版では開けません。
よくある質問
Premiere Proの名前が変わったのですか
Adobeは現在、Premiere Proを「Adobe Premiere」と呼んでいます。デスクトップ版の機能はそのままで、スマートフォン向けの同じ名前のアプリと合わせて1つの製品群として扱う形になっています。スマートフォン版はSNS向けの手軽な編集アプリで、デスクトップ版とは機能が違います。
Premiere Proに買い切り版はありますか
ありません。Creative Cloudのサブスクリプションでの提供で、単体のプランと、ほかのAdobe製品とまとめたプランがあります。
Premiere ProとDaVinci Resolveはどちらがいいですか
After Effectsなど他のAdobe製品と組み合わせるなら、Premiere Proが扱いやすいです。色の仕上げを重視する、または費用をかけずに始めたいなら、無償版のあるDaVinci Resolveが候補になります。現場では、Premiere Proで編集してResolveで色を仕上げる組み合わせもよく見られます。
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似ている形式との違い
| 名前 | 主に使う場面 | Premiere Proとの違い |
|---|---|---|
| DaVinci Resolve | カラーグレーディング・一貫制作 | 色の仕上げに強く、無償版がある。プロジェクトはファイルではなくデータベースに保存する |
| Final Cut Pro | Macでの編集 | Apple製でMacとiPad向け。クリップが吸着するタイムラインで、トラックの考え方がPremiere Proと大きく違う |
| Avid Media Composer | 映画・番組の長尺編集 | 取り込んだ素材を専用のMXFで管理し、共有ストレージでの多人数編集に強い |
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