プロフェッショナルディスク
Professional Disc / プロフェッショナルディスク
ソニーの業務用映像システムXDCAMで使う、カートリッジに入った光ディスクです。青紫色レーザーで記録し、カムコーダーでの収録からデッキでの編集、局への納品や保管まで同じディスクで扱えます。
- 開発
- ソニー(2003年に登場)
- 記録方式
- 波長405nmの青紫色レーザーによる光記録
- 容量
- 1層23GB、2層50GB、3層100GB(書き換え可)、4層128GB(1回書き込み)
- 記録時間の目安(MPEG HD422 50Mbps)
- 1層約43分、2層約95分、3層約190分、4層約240分
- 記録されるファイル
- MXF(Clipフォルダに C0001.MXF のような名前で並ぶ)
- 使う機材
- XDCAMカムコーダー、XDCAMデッキ、USB接続のXDCAMドライブ
局やポスプロの棚に並んでいる、四角いカートリッジに入ったディスクがプロフェッショナルディスクです。見た目はBlu-rayに似ていますが、パソコンのBlu-rayドライブには入らず、中身を見るにはXDCAM用のデッキかドライブが必要です。
プロフェッショナルディスクの現場での使われ方
もともとはソニーのXDCAMカムコーダーの記録メディアとして広まりました。ENG取材でディスクに収録し、そのディスクを局に持ち帰って編集機やデッキに入れる、という流れがテープの時代の運用をほぼそのまま置き換えました。現在の新しいカメラはメモリーカードに移っていますが、ディスクは編集済み番組の受け渡しや保管の媒体として使われ続けています。
番組の納品では、「XDCAM HD422 50Mbps、プロフェッショナルディスクで納品」のように媒体まで指定されることがあります。ファイルでの送り合いが増えた今でも、局のデッキにそのまま入れて確認できる媒体として指定が残っている現場があります。CM素材の搬入でも長くプロフェッショナルディスクが使われ、ソニーはCM素材用の専用モデルを2021年3月まで販売していました。
保管の面では、書き換えのできない4層128GBのディスクがニアラインの保存やバックアップ向けに用意されています。
プロフェッショナルディスクの中身と読み込み方
ディスクをXDCAMドライブでパソコンにつなぐと、外付けディスクのようにフォルダが見えます。主なフォルダは次の通りです。
- Clip: 本編の映像と音声のMXFファイル(C0001.MXF など)と、クリップごとのメタデータXML
- Sub: 収録と同時に作られる低解像度のプロキシファイル
- Edit: カムコーダーやデッキで作ったクリップリスト
- General: 台本やEDLなど任意のファイルを置ける領域
中のMXFは、DaVinci Resolve、Premiere Pro、Avid Media Composer、EDIUSなどで読み込めます。ディスクから取り込むときは、ファイルを1つずつ抜き出すより、ディスクの内容をフォルダごとコピーしてから編集ソフトに読ませると、クリップ名やメタデータが崩れにくくなります。
プロフェッショナルディスクで間違えやすい点
層の数と機材の対応を取り違えやすいです。4層ディスクは1回書き込み専用で、ソニーはカムコーダーでは使えないと案内しています。収録用に買うなら1層か2層を、対応機種の仕様表で確かめてから選ぶ必要があります。
もう一つは、パソコンにそのままでは認識されない点です。USB接続のXDCAMドライブと、ソニーが配布しているドライバーソフトが必要になります。ドライブを借りる前に、手元のOSで動くドライバーがあるかを確認しておくと、取り込みの当日に困りません。
よくある質問
プロフェッショナルディスクはBlu-rayドライブで読めますか
読めません。記録の仕組みは近いものの、ディスクがカートリッジに入っていて形が違い、フォーマットも異なります。XDCAMのデッキかドライブを使います。
プロフェッショナルディスクの容量はどれくらいですか
1層23GB、2層50GB、3層100GB、4層128GBの4種類です。50MbpsのXDCAM HD422なら、1層で約43分、2層で約95分収録できます。
プロフェッショナルディスクは何回書き換えられますか
1層から3層までは書き換え可能で、繰り返し使えます。4層は1回書き込み専用なので、保管や納品のように消さない用途に使います。
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