ネット局
ネットキョク
キー局と系列(ネットワーク)を組み、キー局などが制作した番組を受けて放送する各地のテレビ局のことです。系列局や地方局とも呼ばれ、全国ネットの番組を流しながら、ローカル番組やニュース、地域のCMを自社で差し込みます。
- 意味
- キー局と系列を組み、他局制作の番組を受けて放送する局
- 別の呼び方
- 系列局、地方局、ローカル局
- ネットの「ネット」
- インターネットではなくネットワーク(系列)の意味
- 同時ネット
- キー局と同じ時刻に番組を放送すること
- 遅れネット
- 他局の番組を別の日時に遅れて放送すること
- 自社で行うこと
- ローカル番組とニュースの制作、地域のCMの放送、系列ニュースへの取材協力
「ネット局」のネットは、インターネットのことではありません。テレビの系列、つまりネットワークのことです。キー局と系列を組んで、キー局が作った番組を受けて放送する各地の局を、ネット局や系列局と呼びます。
ネット局の現場での使われ方
現場では、番組がどの局で、いつ放送されるかを話すときにこの言葉を使います。キー局と同じ時刻に放送することを同時ネット、日時をずらして放送することを遅れネット(時差ネット)と言います。他局の番組を受けて放送すること自体は「ネット受け」と呼ばれます。
ネット局は、キー局の番組をただ流しているだけではありません。朝や夕方には自社制作のローカル番組やローカルニュースを放送し、系列の全国ニュースの時間にも、地域のニュースの枠を持っています。地域で大きな事件や災害が起きたときは、ネット局が取材した映像がキー局に送られ、全国ニュースで流れます。
放送の流れの中でのネット局の位置
キー局から送られた番組は、ネット局のマスター(主調整室)で受けます。ネット局はそこに、自局で売った地域のCMや番宣、ローカルの天気予報などを差し込んで放送します。番組と番組の間のステブレや、番組の中の一部のCM枠は、ネット局が独自に使える時間です。
同じ全国ネットの番組でも、スポンサーが地域で違うことがあり、その場合はネット局が提供クレジットやCMを地域のものに差し替えます。
ネット局で間違えやすい点
1つの地域に系列の局がそろっているとは限りません。民放の局が少ない地域では、1つの局が2つ以上の系列の番組を放送するクロスネット局がありますし、系列の番組を見られない地域もあります。
番組の放送日が地域によって違うのも、ネット局の編成によるものです。キー局では放送が終わった番組を、ネット局が後から遅れネットで放送することがあり、見逃し配信と放送の時期がずれる原因にもなります。
よくある質問
ネット局とは何ですか
キー局と系列を組み、キー局などが作った番組を受けて放送する各地のテレビ局です。系列局や地方局とも呼ばれます。
同時ネットと遅れネットの違いは何ですか
同時ネットはキー局と同じ時刻に放送すること、遅れネットは日時をずらして放送することです。遅れネットでは、キー局より数日から数週間後に放送されることもあります。
ネット局の「ネット」とはインターネットのことですか
違います。テレビの系列、つまりネットワークのことを指しています。
似ている用語との違い
| 名前 | 主に使う場面 | ネット局との違い |
|---|---|---|
| キー局 | 系列の中心の局 | 番組を作って系列に送る側。ネット局は受けて放送する側 |
| 独立局 | 系列に入らない局 | どの系列にも属さず、自社制作や番組の購入で番組表を組む |
| クロスネット局 | 複数の系列に入る局 | 1つの局が2つ以上の系列の番組を放送するもの。系列局が少ない地域にある |
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