VTR
Video Tape Recorder / ブイティーアール
本来は映像を磁気テープに記録・再生する装置のことですが、テレビの現場では番組の中で流す、あらかじめ撮影・編集した映像を指します。テープを使わなくなった今も「VTRをご覧ください」のように使われ続けています。
- 正式名称
- Video Tape Recorder(ビデオテープレコーダー)
- 本来の意味
- 映像と音声を磁気テープに記録・再生する装置
- 現場での意味
- 番組の中で流す、事前に撮影・編集した映像
- よく使う言い方
- VTR振り、VTR明け、VTR尺、VTR出し
- いまの再生の仕組み
- サーバーやファイルから再生するのが主流
テレビで司会者が「では、VTRをご覧ください」と言うと、ロケや取材の映像が流れ始めます。VTRはもともとビデオテープレコーダーという機械の名前ですが、テレビの現場ではそこで流す映像そのものを指す言葉になりました。テープを使わなくなった今も、呼び名はそのまま残っています。
VTRの現場での使われ方
番組の中で、事前に撮影・編集しておいた映像のまとまりを「VTR」と呼びます。ロケのコーナー、ニュースの取材映像、再現ドラマ、ランキングの紹介映像などがそうです。現場では「ブイ」と縮めて言うこともあります。
よく使う言い方は次の通りです。
- VTR振り: 司会者が「VTRをどうぞ」とVTRにつなぐ一言
- VTR明け: VTRが終わってスタジオに戻った瞬間
- VTR尺: VTRの長さ。「このVTRは3分尺」のように使う
- VTR出し: サブでVTRを再生するきっかけ、またその担当
スタジオの出演者がVTRを見て反応する様子は、画面の隅のワイプで映されることがよくあります。
番組の中でのVTRの位置
VTRはロケや取材で撮った素材を、オンライン編集とMAで仕上げて作ります。生放送の番組でも、スタジオの進行は生、コーナーの中身はVTRという組み立てが多く、放送当日の直前まで編集が続くこともあります。
放送中はサブ(副調整室)の担当が、ディレクターの合図でVTRを再生します。テープの時代はVTRデッキに1本ずつテープを入れて再生していましたが、今はサーバーに入れたファイルを再生するのが主流です。
VTRで起きやすいトラブル
生放送で多いのは、VTRの完成が放送に間に合わないことです。順番を入れ替えて後ろのコーナーに回す、短い版を流すといった対応をとります。VTRの尺が予定と違うと、番組全体の進行が押したり巻いたりするため、完成したら尺をすぐサブに伝えるのが一般的です。
再生のきっかけがずれて、司会者の振りの前にVTRが始まってしまう、VTR明けにスタジオのカメラが準備できていない、というミスも起きやすい点です。
よくある質問
テレビのVTRとは何ですか
番組の中で流す、事前に撮影・編集した映像のことです。ロケや取材のコーナーの映像がその代表です。
VTRは何の略ですか
Video Tape Recorder(ビデオテープレコーダー)の略です。本来は映像を記録・再生する機械の名前でした。
VTR明けとはどういう意味ですか
VTRが終わってスタジオの映像に戻る瞬間のことです。出演者の感想や次の進行に移るきっかけになります。
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