現場用語 収録編集

収録

シュウロク

番組の映像と音声を、放送より前に撮っておくことです。スタジオでの撮影を指すことが多く、収録した素材は編集やMA、テロップ入れを経て完パケに仕上げてから放送されます。生放送と対になる言葉です。

意味
番組の映像と音声を放送前に撮影・録音しておくこと
対になる言葉
生放送
主な場所
テレビスタジオ(屋外での撮影はロケと呼ぶことが多い)
収録の後の工程
オフライン編集、オンライン編集、MA、テロップ入れ、完パケ
関連する言い方
2本撮り(1日に2回分を撮る)、撮って出し(撮ってすぐ放送する)
記録の方法
業務用のメディアやサーバーにファイルで記録するのが主流

「収録は来週の火曜です」と言われたら、その日に番組をスタジオで撮るという意味です。放送はそれより後になり、その間に編集や音の仕上げが入ります。生放送と違い、撮り直しや編集で整えられるのが収録の番組です。

収録の現場での使われ方

テレビの現場では、スタジオで番組を撮ることを収録と呼び、屋外に出て撮ることはロケと呼び分けるのが一般的です。バラエティ、トーク番組、クイズ番組、ドラマの多くは収録で作られます。

収録の進め方は生放送とよく似ています。サブ(副調整室)でカメラを切り替え、フロアでは進行を管理し、出演者はカンペを見ながら話します。違うのは、失敗しても撮り直せることと、放送尺より長く撮っておいて後から切り詰められることです。

収録を効率よく進めるため、1日に2回分をまとめて撮る「2本撮り」もよく行われます。スタジオのセットや出演者のスケジュールを押さえる日数を減らせるからです。

収録から放送までの工程

収録した素材は、次の順に仕上げられるのが一般的です。

  • オフライン編集で、どの場面を使うかを決めて尺に合わせる
  • オンライン編集で、画質を整え、テロップやCGを入れる
  • MAで、音量をそろえ、効果音や音楽、ナレーションを入れる
  • 放送できる状態の完パケにして局へ納品する

収録から放送までの期間は番組によってさまざまです。数か月前に撮り終えるドラマもあれば、前日に収録して翌日に放送する番組もあります。撮ってすぐ編集して放送することは「撮って出し」と呼ばれます。

収録で間違えやすい点

多いのは、収録が予定より長引く「押し」です。出演者やスタジオの時間には限りがあるため、押すと後半のコーナーが撮れなくなることがあります。

撮りすぎにも注意が要ります。放送尺の何倍もの素材を撮ると、編集に時間がかかり、使う場面を選ぶ判断も難しくなります。

よくある質問

収録と生放送の違いは何ですか

収録は放送前に撮って編集してから放送し、生放送は撮っている映像をその時刻のまま放送します。収録は撮り直しや編集ができますが、生放送はできません。

テレビ番組の収録は放送のどれくらい前ですか

番組によって違います。ドラマは数か月前に撮り終えることもあり、バラエティは数週間前、ニュースに近い番組は前日の収録ということもあります。

2本撮りとは何ですか

1日の収録で、番組2回分をまとめて撮ることです。スタジオや出演者の日程を効率よく使うために行われます。

似ている用語との違い

名前 主に使う場面 収録との違い
生放送 その時刻のまま放送 編集の工程がない。収録は編集してから放送する
ロケ 屋外での撮影 スタジオの外に出て撮ること。収録はスタジオでの撮影を指すことが多い
撮影 カメラで撮ること全般 映画やCMでは撮影、テレビ番組のスタジオでは収録と呼ぶことが多い

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