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アスペクト比

Aspect ratio / アスペクトヒ

映像の横幅と高さの比率のことです。テレビやYouTubeは16:9、アナログ時代のテレビは4:3、縦型のショート動画は9:16が標準です。画面の比率と画素の形の比率を分けて考える必要があります。

ハイビジョン・4K
16:9(1920×1080、3840×2160)
アナログ時代のテレビ・SD
243
縦型のショート動画
9:16(1080×1920)
映画の代表的な比率
1.85:1(ビスタ)、2.39:1(シネマスコープ)
DCI 4K
4096×2160(約1.9:1)
関連する指標
DAR(表示の比率)、PAR(1画素の縦横比)

書き出した動画の人物が縦に伸びて見える、YouTubeに上げたら上下に黒い帯が付いた。こうしたトラブルの多くは、アスペクト比の食い違いから起きます。画面全体の比率と、1つの画素の形の比率が別々にあることを押さえると、原因の見当が付きます。

アスペクト比が使われる場面

撮影と編集の最初に決めるのが、プロジェクトのアスペクト比です。テレビ番組とYouTubeの横型動画は16:9が標準で、フルHDなら1920×1080、4Kなら3840×2160になります。日本の地上デジタル放送も16:9で、アナログ放送の時代は4:3でした。

SNS向けでは、縦型の9:16が主流です。YouTubeショート、TikTok、Instagramのリールは1080×1920の縦型を前提にしており、Instagramのフィード投稿では4:5もよく使われます。横型で撮った素材から縦型を切り出す作業は、今の編集現場で日常的に発生しています。

映画では、1.85:1のビスタサイズと2.39:1のシネマスコープが代表的です。映画館向けのDCPでは、同じ4Kでも比率によって使う画素の範囲が変わります。これらを16:9のテレビ画面に収めると、上下に黒い帯が入るレターボックスになります。

アスペクト比の仕組み、DARとPARの違い

アスペクト比には2種類あります。1つは画面全体の縦横比であるDAR(Display Aspect Ratio)、もう1つは1つの画素の縦横比であるPAR(Pixel Aspect Ratio)です。パソコンで扱う映像の多くは画素が正方形で、PARは1:1です。この場合、画素数の比率がそのまま画面の比率になります。

ところが、古い業務用フォーマットには横長の画素を使うものがあります。HDVは1440×1080の画素で記録し、1つの画素を横に1.333倍に広げて表示することで16:9になります。SDの720×480も、同じ画素数のまま4:3にも16:9にもなり、どちらで表示するかはPARの指定で決まります。16:9の絵を横に縮めて4:3の枠に記録する方法はスクイーズと呼ばれます。

アスペクト比が崩れる・伸びるときの原因

映像が縦や横に伸びて見えるときは、PARの解釈が合っていないことがほとんどです。Premiere Proなら「フッテージを変換」、DaVinci Resolveならクリップ属性でピクセルアスペクト比を正しい値に直すと元に戻ります。

黒い帯が付くのは、素材とシーケンスの比率が違うときです。16:9のシーケンスに4:3の素材を置くと左右に、2.39:1の素材を置くと上下に帯が出ます。帯を消すために拡大すると画面の端が切れるので、テロップや人物の顔が切れないか確認してください。書き出し設定でフレームサイズだけ変えて比率を変えると、映像が引き伸ばされる原因になります。

よくある質問

16:9の解像度にはどんな種類がありますか

よく使われるのは、1280×720(HD)、1920×1080(フルHD)、2560×1440、3840×2160(4K UHD)です。いずれも横と縦の比率は16:9で、画素数だけが違います。

16:9と4:3の違いは何ですか

4:3はアナログ放送やSD時代のテレビの比率で、正方形に近い形です。16:9はハイビジョン以降の標準で、同じ高さなら横幅が約1.33倍になります。昔の映像を今の番組に使うと、左右に余白ができます。

縦型動画のアスペクト比は何にすればよいですか

YouTubeショート、TikTok、Instagramのリールは9:16で作るのが基本で、画素数は1080×1920が一般的です。画面の下や右にはアプリのボタンや説明文が重なるため、文字は中央寄りに置きます。

似ている形式との違い

名前主に使う場面アスペクト比との違い
解像度画素数の指定縦横の画素数そのもの。同じ16:9でも1280×720と3840×2160では解像度が違う
4K / UHD高解像度の規格解像度の呼び名。UHDは16:9、DCI 4Kは約1.9:1で比率が異なる

関連する用語

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